今までの当たり前が当たり前でなくなる現代において、
「変化していくもの」と「ゆるがないもの」があります。
スウェットロッジというインディアンの智慧は、
そんな「ゆるがないもの」のひとつだと言えるでしょう。
スウェットロッジは走り続ける日常を離れ、自然の中に立ち止まり、
自分を生かしているエネルギーとつながる時間です。
ふだん私たちは自分自身の力だけでこの世界を生きているように感じていますが、
すべての生物に共通しているのは、意図しなくても私たちの心臓が動いているように
自身の力を超えたエネルギーに生かされているということです。
私たちが存在している宇宙そのものが、
今この瞬間も広がり続ける動的な存在であり、
私たちもそのエネルギーの中で生かされている存在です。
そう考えると、私たちは一人一人切り離された「個」であると同時に
この全体の大きなエネルギーの「一部」でもあります。
これを頭で理解するのではなく、体感覚として感じられるのが
スウェットロッジならではの体験です。
母なる大地の「子宮」の中で、自分と他者を分ける境界はあいまいになり、
大きなエネルギーの一部である自分を感じることができます。
スウェットロッジとその前後のプロセスも含めて、
「切り離された個」として生きていく自分と、
「全体の中の一部」として生きていく自分が重なり合い、
あなただけの自然な流れに沿った変化をおこしていくことができるでしょう。
タイミングの合う方とともに場をつくりながら
このすばらしい時を過ごせることを楽しみにしています。
▼日時:2023年12月9日(土)15:00~12月10日(日)12:00
※9日の朝9時に準備を開始します。参加できる方は事前にご連絡ください。
▼場所:柏崎・夢の森公園 里山工房
▼料金:2万円
※キャンセル料:10日前から50%
▼内容:
スウェットロッジは、ラコタ族に伝わるセレモニーのひとつで、
ラコタ語で「イニィピー」=子宮回帰を意味します。
子宮をシンボライズした半円球のロッジの中に焼石を入れ、
水を注ぎ蒸気が舞い上がる高温の中、全員で歌い、祈ります。
本プログラムは、ラコタ族のスウェットロッジの伝統を重んじながら行います。
安全管理の視点からスウェットロッジ中はスタッフの指示に従ってください。
この場が参加するすべての人にとってより深い体験の場となるよう、
スウェットロッジの前後にワークや準備、片づけなどの作業もともに行います。
その中で感じたことや気づいたことなどをお互いにシェアしながら
2日間のワークショップを進めていきます。
▼持ち物:
<スウェットロッジに入る時>
男性:ショートパンツ
女性:ワンピース
又はTシャツ+ショートパンツと巻きスカート(パレオなど)
<ワークショップの時>
汚れてもいい服装、履きなれた靴、長靴(作業で使用します)、
レインコート(雨具)、防寒着、タオル・バスタオル、
サンダル、水筒、懐中電灯、おやつ
▼その他:
①参加される女性の方へのお願い
実施日がムーンタイム(生理中)にかかってしまう方には、
2つの理由から参加をご遠慮いただくことがあります。
ひとつ目の理由は、肉体的、健康上の問題です。
スウェットロッジは、原理的にはスチームサウナと同じで、
ドーム内は摂氏約90度~100度にもなります。
通常の体調だと体内のひとつひとつの細胞が活性化され、
ドーム内から出た後非常に心地良いのですが、
ムーンタイム中は、肉体的に少しきついように思われます。
もうひとつの理由は、スピリチュアルなレベルでの問題です。
ラコタ族の人達は、ムーンタイム中の女性は、
子どもを宿す強力なエネルギーを持っていると考えています。
これは、不浄であるという考え方ではありません。
むしろ逆で、自ら浄化する力を持つ、最もパワフルな時と考えられています。
ロッジ内のエネルギーと、ムーンタイム中に宿るエネルギーが、
ひとつの空間に留まることを避けるという考え方です。
最終的にスウェットロッジに入るかどうかは、
入る方の意向や体調、その他の状況も総合的に判断して決定します。
②より深い時間を過ごすために…
時間的に可能な方は、スウェットロッジの準備作業から参加することをお勧めします。
スウェットロッジは、自分たちでそれを創りあげていく
プロセスそのものに大きな意味があります。
現代人は自然のリズムとはかけ離れた早さの中で日々の生活を送っています。
スウェットロッジでは、このスピードを徐々にゆるめながら、
生物を生かしているいのちのエネルギーに近づいていきます。
時間的に可能な人は、自ら参加してセレモニーを創るという意味でも、
またゆっくりと時間をかけながらセレモニーに向かっていくという意味でも、
準備の段階から関わることをお勧めします(12/9の朝9時には準備開始)。