【選者代表 真貝先生より総評】
高いレベルの作品が年々増えています。大人の句の入賞作品はどれもよい句ばかりで僅差でした。子どもの句はその年齢ならではの感性も考慮しての採点とさせていただいています。どれもよい句なので点をつけるのが難しかったです。
今年もたくさんの投句数があり、カキツバタまつりの広がりを感じて嬉しく思っています。
夕づつや鮮やかになほカキツバタ 真貝 葉月
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●佳作
大人部門 初夏の日に紫映ゆる水辺かな 江口 和紀
こども部門 カキツバタうさぎのみみがゆれてるな はねだ りの（６才）
●入選
カキツバタ老老介護の癒しなり 琴葉
あの人の心も染めたいカキツバタ 関 靖子
じゅうたんを編むかのごとしかきつばた 村沢 和子
戦争はあってはならぬカキツバタ 石川 鮎郎
ダンディな父の旅立ちかきつばた 京
風となり父さわさわと燕子花 神林 宣子
空泳ぐ鯉の水面はカキツバタ もんた
朝歩き鴨の親子とかきつばた 若井 隆
霧雨に紫煙がけむるかきつばた ハルバート
倒木の積まれ里山かきつばた 宮川 安子
紫の海を泳ぐよこいのぼり イッシー
帽子飛び追いかけた先カキツバタ 大岩 由利子
●ありがとう賞
（カキツバタまつりを表す良い句として先生から選ばれました！）
３年越し やっと会えたね カキツバタ 中川 典子
ゆめのもり 孫にも見せたい カキツバタ 内山 錦一
見せたいな 絵葉書送る かきつばた ぼたん
雨の日の 心ときめく むらさきの花 山おやじ
車イスの母と 見あるき カキツバタ くみこばば
夢の森 話に聞いたが すばらしい 本間 英一
