2023年8月16日～18日、12名の子どもたちと3名のスタッフで
「Kashiwazaki 海の冒険学校」を実施しました。
宿泊は市内のシーユース雷音さんを利用させていただきながら
番神海水浴場、東の輪海水浴場、鵜川の河口で様々な海の体験を実施。
台風の影響を受けながらも、活動を入れ替えたりするなど工夫して
ほぼ予定通り活動を行うことができました。
海の体験では、市内の様々な業者さん、施設の方にご協力いただき
すばらしい時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました！
これから報告するように、海の体験活動が充実していたのはもちろんですが
体験活動以外の場面でも、子どもたちの印象的な場面が数多くありました。
・夢の森公園のスタッフが指示したわけではないのに、
バスの運転手さんや施設の方に元気にあいさつする姿
・しっかり時間を守って行動する姿
・仲間を思いやって声かけや気配りをする姿
・将来の夢について語り合う姿
いつもの友達とは違う、同年代の子どもたちと過ごす3日間は、
楽しいことだけでなく、自分の思い通りにいかないこともあったことと思います。
そんな中で友達と折り合いをつけながら、一緒に楽しみを創り出していくことも
それぞれのペースで学んでいってくれたのではないかと感じました。
コロナ禍でなかなかできなかった子どもたちだけで過ごす宿泊型の体験活動。
夢の森公園内での活動もこのような活動を再び増やしていけたらと思います。
▼1日目
13時、シーユース雷音の会場からスタート！
3日間の中には天候が悪化することも想定して、あらかじめホテル内の
研修室を確保しておきました。荒天時は室内で活動ができるので安心です。
ほとんどの子どもが知っている人は一人もいない状況。
まずは緊張をほぐすためのウォーミングアップをしました。
スタッフのリードで、遊びながらお互いのことが
少しずつわかっていき安心して活動できるようになりました。
この日は台風の影響で遊泳禁止となっていたため、安全な場所での魚釣りと
波打ち際で遊びながら、海のクラフト「ジェルキャンドル」の材料集め。
海に徐々に出会っていくという意味ではよい活動でした。
おやつはメロンソーダのフロートが人気！
ホテルに戻ってチェックイン！
はじめてのホテルでの宿泊にドキドキの子が多かったですが
朝起きてこない…などの小さな事件はありましたが（笑）
大きな問題なく3日間過ごすことができました。
ホテルのお食事を楽しみにしていた人も多かったのですが
その期待を裏切らないおいしい夕食。2班に分かれて配膳もお手伝い。
この日は夕日も最高。思いのほか早く沈んでいく夕日にびっくりしながら
楽しい夕食を終えました。
夕飯後もまだまだ楽しい活動が続きます。
強風の中ではありましたが、古代の火起こしに挑戦！
多くの子どもたちが火起こしに成功。火種に息を吹き込んで炎をおこします。
中には何度も火起こしに成功する猛者もいました！
たき火で焼いたマシュマロも最高だったね！ ちょっとこげてる？
そして夏の定番、花火大会。小学校高学年以上の子どもたちなので
ちょっと大きめの花火や打ち上げ花火も用意し、迫力のある花火大会になりました。
▼2日目
朝から晴れた2日目。まずはライフジャケットをつけて浮くことから。
安全に活動するためには、自分の身体にライフジャケットを
しっかりフィットさせる必要があります。
単に遊ぶだけでなく、これからも海で安全に楽しんでもらうための基礎知識も
今回は子どもたちとともに確認しながら進めました。
まずはボートに乗って堤防を目指します。ヘルメットをしているのがわかりますか？
この後に行う「穴釣り」を安全に行う準備も万全です。
穴釣りとは、穴の中に潜んで暮らしている根魚と言われる魚を狙う釣りです。
今回はカサゴ、ソイなどをねらいましたが、見事に釣りあげることに成功！
釣った魚は翌日自分たちでさばいてからあげにします。
休憩は堤防から飛び込んで体を冷やして、みんなの分の魚をゲットして終了。
水分補給もお忘れなく！
お昼は定番、カレーライス。海で食べるカレー、おいしかったね。
午後最初の活動は、シュノーケリング。
風と波が強くなりはじめましたが、ここは昔水族館があった跡地。
ちょうどいい具合にコンクリートで囲われたこの場所は
人間にとっても風や波を避けて活動しやすい場所であると同時に、
外洋に出て行く前の小さな魚や生き物たちの隠れ家にもなっている場所です。
海の中にこんなにも美しい世界が広がっていることを感じながら、
生き物を必死に追いかけました（笑）。
続いてカヌー体験と、事前の人気が高かった魚つきの体験を
2チームに分かれて行いました。
カヌーは一人でのって操作するのも楽しいですが、3人で乗ったりするのも楽しい！
魚つきは結果的に1人だけ魚をつくことができました。
魚つきは大人でも難しいアクティビティですが、なかなかうまくできないからこそ
楽しい活動でもあります。海の冒険学校では、誰もができる簡単な活動だけでなく
挑戦して失敗して、そこから学んだり気づいていく活動を多く用意しました。
みんなで笑いながらカヌーに乗ったり落ちたりする子供たちの姿、
時を忘れて魚つきに熱中している子供たちの姿が印象的でした。
あの獲物をねらう時のピリっとした感覚が何とも言えないんだよね。
そしてこれまた定番だけど絶対外せない夏の思い出「すいか割り」。
楽しみにしている子が多い活動でもありました。
みんながたたく権利を1回ずつもらって、おいしくいただくことができました。
この日はホテルに戻ってから大浴場でお風呂に入ってから夕食。
ナイフとフォークを使っての食事に苦労した？
そして夜の活動は、海のクラフト「ジェルキャンドル」
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想像以上に真剣に作りこんでいる子どもたち。
翌日太陽の元でとった作品がこちら。力作ぞろい！
そして2日目最後の活動は、子どもたちには内緒にしていたイベント「射撃大会」
夢の森公園では獣害や野生動物との共存を体験を通して考えていくきっかけに
ケモノ射的を行っています。今回はおやつをかけて真剣な戦いが繰り広げられました。
めちゃくちゃ盛り上がったね。
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▼3日目
最終日の活動は、2チームに分かれて魚さばきとSUPを行いました。
魚釣りと魚つきでついたものをおいしくいただきます。
※子どもたちのいたずらで、魚の口にアジが入ってます（笑）
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魚をさばくのにはさみ、うろこをとるのにはペットボトルのキャップを使いました。
包丁を使うよりも安全にさばくことができるので、大人にもおすすめの方法です。
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かなりの量をさばいてあげたと思いますが、みんなペロリとたいらげました。
ふだんあまり魚を食べない子もこれはおいしい！といって食べている姿がうれしかったです。
SUP（スタンドアップパドル）は今はやりの海のアクティビティ。
自分で漕いで自由に進めることはもちろん楽しいのですが、
以外に操作性も高く、飛び込んだり、でんぐり返しをしたり
子どもたちの遊びを発展させていけるボードを思う存分楽しみました。
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楽しい時間もあっという間にすぎて、最後にみんなで3日間を振り返りました。
楽しかったことや悔しかったこと、印象に残っていることを聞きあいながら
みんなで思い切り笑ったり、共感したりするとてもよい時間になりました。
この3日間の海の冒険学校中、
様々な体験活動にそれぞれ楽しみの視点を見つけて夢中になっている子どもの姿に
「ずーっと海を楽しんでいたいんだ！」という子どもたちの思いを感じました。
それがゆえになかなか活動を切り上げることが難しい場面もありましたが（笑）
この年代にしかない「夢中になって楽しむ力」を存分に発揮してくれたと思います。
私たちスタッフも本当に楽しかった。参加してくれて本当にありがとう！
また柏崎の海で、夢の森公園で会えることを楽しみにしています！！
▼最後に
海の冒険学校を開催するにあたっての広報文に
私たちスタッフが願っていたことを書いていたのでここに記しておきます。
海の冒険学校を終えて改めて読み直してみて、私たちの願いも、
参加してくれた子どもたちの願いも、送り出していただいた保護者の方の願いも
ある程度かなえることができたのではないかと思います。
本当にたくさんの人に協力してもらってできた3日間でした。
ここに、参加してくれたみんな、関係者にみなさまに
改めまして御礼申し上げます。来年も実施したいと思いますので
興味のある人はぜひHPをチェックしておいてくださいね！
海の冒険学校 主担当；遠藤あき
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今だけしか、こどもの時にしか感じられないことがある。
こどもたちの原体験として記憶に残る、特別な3日間になるはずです。
★「親では提供できない。3日間丸々海で過ごす体験をやってもらいたい」
この言葉はある保護者の方からいただきました。1日だけじゃなく長い時間、全身で海を感じていたい、思い切り疲れ果てるまで遊びたい。こどもの頃、そんな思いを持っていた方は多いのではないかと思います。しかし、時間的にも、体力的にも、また様々なアクティビティを安全に提供するという点からも、こどもたちが満足できるくらい海で3日間じっくり過ごすことは、多くの親にとってなかなかできないことだと思います。かつて夢の森公園で提供していた海賊キャンプはそんな特別な時間を提供していましたが、宿泊場所の調整や体験活動の調整、さらにコロナも重なりここ数年の間実施できていませんでした。しかしその間も上記のような保護者の方の声を聞くことは多く、2023年、装い新たに3日間の「海の冒険学校」として、復活することにしました。宿泊先であるシーユース雷音様をはじめ、柏崎の海の観光事業者と連携しながら今回さまざまな海での体験を提供させていただきます。高額な料金だと思いますが、さまざまな体験活動を安全に提供するために関係者との調整を重ねてきました。柏崎のすばらしい海でこどもたちとともに楽しく安全に時間が過ごせるよう、スタッフ一同全力で取り組みたいと思っています。
