2024/3/23カキツバタまつりとは

 

市民ボランティアで育てた

天下一のカキツバタをあなたに

 

公園造成前の田んぼ・民家があった時代に敷地内の大きな水路沿いや田んぼ周りに咲いていたキレイなカキツバタ。市の公園としてオープンすることになった際、1つの水辺に移植したのがカキツバタの水辺(かきつばた苑)の始まりです。

以降、市民ボランティアの除草作業や種まき、株分けなどの作業により大切に守り育てられてきました。このカキツバタの水辺を多くの人に見ていただきたいとカキツバタまつりは開園3年目の2010年にスタート。開園当初は7,000本でしたが現在は3万本以上まで増え、毎年県内テレビ・新聞各社で取り上げられる話題のイベントに。毎年楽しみに訪れる地元のファンだけでなく「近くで見ることができる」「一面の紫がきれい」「密度が素晴らしい」「こいのぼりと一緒に写真が撮れる」と、このカキツバタを見るために県外から足を運ばれる方も増えています。

 

カキツバタについて

 

  • ◆長く楽しめるカキツバタ
  • 柏崎・夢の森公園では毎年5月の中旬から咲き始めるアヤメ科のお花、カキツバタ(杜若、燕子花)。花びらに一本の白い筋が入るのが特徴です。1本の茎からお花が2~3回咲くので、約2週間と長く楽しむことができます。また、カキツバタは水生の植物で、池や沼地などの浅い水辺に花を咲かせるため、雨の日でも瑞々しく綺麗なカキツバタを見ることができます。

 

  • ◆幸せのカキツバタ
  • カキツバタの花姿はツバメに似ていることから、幸せを運んできてくれる縁起のよい鳥の形ということで「幸運は必ず来る」という花言葉があります。カキツバタは『伊勢物語』や「かきつばた、衣に摺り付け、大夫の、着襲ひ猟する、月は来にけり」という大伴家持の歌が『万葉集』に登場するなど、昔から人々に親しまれてきたお花です。柏崎・夢の森公園のカキツバタでたくさんの方々に幸せが訪れますように。

 

  • ◆絶滅危惧種のカキツバタ
  • 近年、カキツバタの園芸種が多く販売されるようになりましたが、野生のカキツバタは新潟県では絶滅危惧種に指定されています。湿地の埋め立てによる開発や河川護岸整備、水質汚染、耕作放棄などによる水田の乾田化などにより数を減らしている植物でもあります。私たちの暮らしと密接につながっているカキツバタ。柏崎・夢の森公園では、人とカキツバタの持続的な社会を考えていけるような場所になればと思っています。

 

開催日時
料金
対象者
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