2018/3/9藍染め&季節の草木染め

平日と土曜の2daysで開催しました。

手しごとプログラムに以前参加された市内の方が育てた藍をいただき、

それを使っての染め物でした。

また、季節の草木染めは

家庭で身近に集めることができる「たまねぎ」

園内にもたくさんある「杉の葉」

で染めました。

これで草木染めの主催は4年くらいでしょうか。

毎回新しい染めにチェレンジするのも楽しいもので、今年も新たな色を発見しました。

赤系の色をいただける植物を探していたら、

何とアルカリ抽出(煮出すお湯をアルカリにすること。私は重曹を使います)でピンクがでるとのこと。

(写真は試作なので、杉っ葉も一緒に入ってます)

赤は寝かせた方がイイので、事前に実験も含めて仕込み

さらに、染色液の作り方を一緒に楽しむために、

1日目は杉っ葉を取りに行ってから染色液を作りました。

そんなわけで、2日目は前日の分も足され、すでに杉の染料が多くあったので、

雪で折れたサクラ枝を少しだけいただいて、染色液を作るところだけデモンストレーションしたのですが(杉と同じアルカリ抽出)

思った以上に染色液が採れたので、ちょっと染めて楽しみました。

(きれいな薄ピンクが桜色のようで素敵でしたね。)

 

(写真の中でオレンジピンクが杉、薄ピンクがサクラです)

***今回のレシピはこちら****

●玉ねぎ

染める布に対して1/6量の皮

水20リットル

(媒染液)ミョウバン45g&水18リットル

●杉っ葉

両手いっぱい(20リットル鍋で浸るくらい)で10人分の手ぬぐいやシャツなど染められる

重曹 1ℓあたり5g

(媒染液)ミョウバン45g&水18リットル

●サクラの小枝

(皮でも取れますが、削るのが大変だったので小枝だけを使いました)

一人で担げるくらいの木から取れる小枝で

6リットル分の染料ができ、5枚分の手ぬぐいが染められました

重曹 1ℓあたり5g

(媒染液)ミョウバン45g&水18リットル

●藍染めは化学建てです

乾燥場300gで10人分のシャツなど十分に楽しめました

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今年は里山と暮らしの講座 夏の回でも

赤しそ染めにチャレンジし

赤しそからは酸とアルカリの加減で3色の色をいただけましたね。

来年度やりたいアカネ染めの実験もしまして、

アカネは豆乳処理なしで染まるので、豆乳処理なしの藍染め布を染めると…ムラサキ色ができました!

 

やった!草木染めで虹ができました!

この春からは、園内で藍を育てる予定です。

ご興味ある方、一緒に楽しみませんか~♪

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